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設立の趣旨Our Mission

近年、クリーンで高効率な発電システムとして注目されている燃料電池の中でも、固体酸化物形燃料電池(以下略称、SOFC)は、最も効率的に利用できるタイプであり、昨今のエネルギー事情や地球温暖化問題の抜本的な解決策の一つとして注目されています。しかし、SOFCをはじめとする次世代型燃料電池の本格的な実用化には、耐久性や信頼性の確保、更なる高性能化などが共通の課題となっており、このような課題をいち早く克服して本格普及につなげるためには、基礎研究から実用化までのシームレスな産学連携による研究開発体制の構築が必要です。
 このような背景のもと、経済産業省イノベーション拠点立地支援事業(「技術の橋渡し拠点」整備事業)に九州大学が提案した「次世代燃料電池産学連携研究施設」が採択(平成23年6月30日付)されたことを受け、この施設の管理運営組織として本センターが設立されました(平成24年1月1日付)。
 本センターは、次世代型燃料電池に集中的に取り組む九州大学と、開発企業との緊密な産学官連携により、次世代型燃料電池の開発・早期実用化を可能とする産学連携研究拠点として活動します。

センター長からのメッセージ

 燃料電池を核にした環境にやさしい水素エネルギー社会実現に向けて、材料調製からセル作製、評価までの一連の研究を行える体制のもと、多様な燃料種や作動条件にフレキシブルに対応できる次世代型燃料電池の実用化と本格普及を目指しています。
 特に、多様な燃料種が利用可能なSOFCについては、NEDO等の支援を受け、被毒耐久性データベース構築、燃料適応性拡大、企業セルの長時間・被毒・サイクル耐久性評価、高分解能顕微観察等による化学劣化解析などに集中的に取り組んでいます。
 本センターにおいては、燃料電池開発に携わる企業様の技術課題解決に貢献できる、大学の特長を生かした産学連携体制の確立に、先頭に立って取り組んでいきたいと考えています。


センター長 佐々木 一成

副センター長からのメッセージ

 固体酸化物燃料電池(SOFC)は高効率発電が可能なので、資源の有効利用、低炭素社会の実現に重要なキー技術と考えています。次世代SOFCには低温作動化や金属基板、直接炭化水素型など、材料的なアプローチが必要な多くの技術があります。そこで、新しい概念の次世代SOFCの開発のための材料の開発を行っています。
 一方、SOFCを逆動作すると高効率で、新しい概念の廃熱回収が行えることから、SOFCの逆動作による水蒸気電解に高活性な電極触媒の開発や高効率電解を可能とするセルの構造などの開発を行っています。可逆動作可能なSOFCに立脚する金属ー空気2次電池の開発などを通して、新しいSOFCの魅力を示していきます。


副センター長 石原 達己